WYSIWIG --コンピュータ用語とファーストフードのCMとBJの意外な関係

What you get ain't always what you see

これはLay Your Hands On Meに出てくる言葉ですが、この言葉を聞いてコンピュータ用語を思い出した方はIT企業にお勤めの方かしら?あるいはファーストフードのコマーシャルを思い出した方は海外でテレビの見過ぎです(笑)

英語圏ではとても頻繁に目にする、あるいは耳にする言葉にWhat you see is what you getという表現があるのですが、ジョンはこれをもじって、皮肉として逆の意味でWhat you get is not what you seeとして使っているものだと思われます。What you see is what you getは直訳すると、「あなたが見たものがあなたが手にするもの」つまり、「見たものそのままを手にする」という意味です。

この言葉は立派なコンピュータ用語で、コンピュータ業界では頭文字にしてWYSIWIG(ウィジウィグ)と言います。ディスプレイ画面で見たものが、そのままプリンタなどで出力できたり、HP作成でいうと、わざわざHTMLのソースコードを打ち込んでからブラウザを通して表示を確かめなくても、ブラウザで表示されるレイアウトをそのまま編集できるHP作成ソフト、などと説明する時に「WYSIWIG機能」と言えば一発でわかってもらえたりする便利な言葉です。

さらにこの言葉は食品業界でも使われます。例えばレストランで、メニューの写真がとてもおいしそうに山盛りだったからと頼んだ料理が、運ばれてきたら写真とは全然違う代物でガッカリ…なんてことはありませんか?現実の多くはWhat you see isn't what you getですよね。で、ファーストフードのCMです。それはそれはおいしそうなハンバーガーが映しだされて、テレビでナレーターが声高らかに叫びます。What You See Is What You Get!!!!!!! 「誇大広告ではありません!」の意味です。そしてこの後に続く言葉が、

Satisfaction's guaranteed!!!!!

そうです。Lay Your Hands On Meにも続けて出てくる言葉です。「満足すること間違いなし!」「あなたの満足、保証します!」という、実に商業主義全開満開表現です。バブル華やかだった88年89年に流行ったこの曲は時代的には実にぴったりで、BJが日本でバカ売れしたのもただの偶然ではあるまい…などと私は思っているのでした。

WYSIWYG、この言葉に気づくと、Lay Your Hands On Meだけじゃなく、実にたくさ〜〜〜んの曲にこの言葉を意識したと思われる言葉が使われていることに気づくはずです。Have A Nice Dayのアルバム曲にも出てきますよ。代表的なのはComplicatedかな。What you get ain't what you see. Up is down and black is white to meの部分とか。HANDのNothing's what it seems.も、「見たままじゃない」という意味においては同じですね。こういう言葉遊びもBJの歌詞の面白いところです。

第1回 (体験入学) 歌詞を掘り下げよう 第2回 歯をキック?!
第3回 叶わぬ 願い 第4回 信じる・・・
第5回 PRT interview 第6回 当たって砕けてファファファファ
第7回 TWO STORY TOWN裏話 第8回 WYSIWYG

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