TWO STORY TOWN裏話
今日はTWO STORY TOWNにまつわる小話をお届けします。前回、Bounceの歌詞に公に表現できない言葉が隠れていたことを書きましたが、実はTwo Story Townにも同じように本来の単語を隠すために仮の単語が使われているところがあるのですって!さて、それはどの単語でしょう?
It's the same old ship
going down
I'm going down down down down down
そう、仮の単語とはズバリこのshipという単語。たしかに歌詞を読んでみてもここにいきなり船が出てくるのはちょっとおかしいと思いませんか?アメリカ人はおそらくここで本来の単語がなんなのか直感的にわかったはずです。この仮の単語、shipは無造作に選ばれた単語ではなく、本来の言葉に発音が近いから選ばれた言葉だと思われます。その本来の言葉とはshit。前回からなんだか汚い言葉ばかり取り上げて申し訳ありませんが、音楽業界の裏事情などがわかって面白いので書きますね。
bonjovi.comのQ&Aによるとそれぞれのレコード会社は独自のルールを持っていて、親の監督が必要と判断されたCDにはステッカーが貼られることになっているそうです。Shitという汚い言葉がコーラスで何度も繰り返されることになるとこのステッカーが貼られる可能性があり、BJはそれを嫌がって、アルバムではshitの代りにshipと置き換えて歌っているのだそうです。ライブでは本来の言葉で歌ってるそうなのでぜひ今度この歌を歌ったら確かめてみてくださいね。ちなみに日本語訳の歌詞カードでは「何も変わらない町」と訳されていますが、same old shit というニュアンスとなると昔から何も替わりばえがしなくてうんざり、というちょっと強い表現になりますね。
さらに。
TWO STORY TOWNには、二面性を持った町、という意味の他にもう一つ意味が。STORYには「物語」という意味の他に「階」という意味があるので、「二階建てしかない小さな町」というダブル・ミーニングになっているのだそうです。ちなみになんで複数なのにTWO STORIES TOWNではないの?と思った方はいますか?英語ではその後に来る名詞(この場合はTOWN)に対してその前の文字を形容詞的に使う場合、複数形にしないというルールがあります。なので、
I'm 16 years old.
と言うからと言って、
I'm a 16 years old girl.
と言ったら間違い。正しくは、
I'm a 16 year old girl.
です。さらに形容詞的に使う単語が1単語ではない場合、ハイフンを使ってつなげて書くことが多いです。この場合は、
I'm a 16-year-old girl.
となります。
It's a must-see movie.
となると、「必見映画」となります。
| ●第1回 (体験入学) 歌詞を掘り下げよう | ●第2回 歯をキック?! |
| ●第3回 叶わぬ 願い | ●第4回 信じる・・・ |
| ●第5回 PRT interview | ●第6回 当たって砕けてファファファファ |
| ●第7回 TWO STORY TOWN裏話 | ●第8回 WYSIWYG |